月山純典弁護士が,10月12日の日本弁護士連合会人権擁護大会のシンポジウム「死刑廃止の実現を考える日2021」にオンライン参加しました。

芥川賞作家の平野啓一郎氏の基調講演のなかで,被害者支援の在り方について,加害者に対する憎しみにおいて共感するということの危うさ,また,日本の人権教育が相手の気持ちを思いやる,相手の気持ちに共感するということに重点を置きすぎ,人として本来固有する人権ということに重きを置かなかった等々のお話が印象的でした(ただ,私の要約に氏の真意でない部分があればお詫びします)。死刑の存廃の問題については,弁護士として,今後も考え続けたい課題の一つです。